[フォートミード(米メリーランド州)/ボストン 30日 ロイター] - 米軍法会議は30日、政府等の内部文書を公開する民間サイト「ウィキリークス」に機密文書を提供した米陸軍上等兵ブラッドリー・マニング被告(25)に対し、スパイ罪など19の罪で有罪判決を言い渡した。
軍法会議は、起訴内容で最も重い罪だった利敵行為に関しては無罪と判断。しかし、マニング被告には長期間の禁錮刑が言い渡される見通しで、最長で禁錮136年の刑に処せられる可能性がある。
バグダッドに駐留していたマニング被告は2009─10年、外交公電やイラク・アフガニスタン戦争の報告書、戦地で撮影された映像などをウィキリークスに提供したとされている。米政府は、同被告の行為が利敵行為に当たるとして、仮釈放なしの終身刑が妥当との見方を示していた。
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