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ドル指数4週間ぶり高値、シリア情勢懸念しリスク回避

8月30日、ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し一時4週間ぶり高値をつけた。写真は2008年6月撮影(2013年 ロイター/Mark Blinch)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 30日のニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨バスケットに対し一時4週間ぶり高値をつけた。米軍によるシリア攻撃をめぐる観測を背景にリスクを回避する動きが強まった。

主要6通貨に対するICEフューチャーズUSドル指数.DXYは82.263まで上昇した。シリア情勢をめぐる懸念に加え、最もウエートの大きいユーロの下落も寄与した。終盤は0.2%高の82.078。

ユーロ/ドルは0.2%安の1.3214ドル。一時1.3172ドルまで下落し5週間ぶり安値をつけた。ユーロ圏の8月の消費者物価指数(CPI)が1.3%の低い伸びにとどまる一方、7月の失業率が12.1%と高止まりしたことでユーロ売りが優勢となった。

ドル/円はロイターのデータによると、0.2%安の98.14円。

米政府はシリアのアサド政権による「残虐で非道な」化学兵器による攻撃で1400人以上が死亡したとの報告書を発表した。ケリー米国務長官は「人道に対する罪」は罰する必要があるとして、シリアに対して限定的な軍事行動を起こすことが正当と主張した。

スコシアバンクの首席為替ストラテジスト、カミーラ・サットン氏は「(シリア情勢に関する)リスク回避と、米連邦準備理事会(FRB)が来月、量的緩和の縮小を開始するとの見通しを踏まえれば、来週もドルが強含む公算が大きい」との見方を示した。

来週は6日に8月の雇用統計が公表され、FRBの政策を占う上で注目が集まっている。2日はレーバーデーのため米金融市場は休場となる。

30日の経済指標は8月のシカゴ地区購買部景気指数が前月から上昇し、支払価格は9カ月ぶりの高水準となったものの、7月の個人所得と個人消費支出がいずれも0.1%と予想を下回る伸びにとどまった。

市場関係者の多くは、FRBが量的緩和の縮小に来月着手するとみており、この日の指標で計画が変わることはないとの指摘が聞かれた。

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