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豪中銀が金利据え置き:識者はこうみる

[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを2.50%に据え置くことを決定した。

9月3日、オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを2.50%に据え置くことを決定した。4月撮影(2013年 ロイター/Daniel Munoz)

据え置きは市場の予想通りだった。中銀は先月、利下げを実施したばかり。今月は米連邦準備理事会(FRB)の政策決定も控えている。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●総選挙控え中立的な声明に

<RBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、SU-LIN ONG氏>

大したサプライズはまったくない。非常に短い声明はこれまでと非常に似通った内容ばかりで、新しい情報はまったくない。

(声明の)最終段落は非常に中立的なトーンだと思う。総選挙を数日後に控え、意図的に簡潔かつすっきりとした声明にしたのではないかと思う。

われわれは11月もしくは12月に最後の利下げがあると見込んでいるが、きょうの声明には(先行きを示す)フォワード・ガイダンスはほとんど盛り込まれていない。

●豪ドル相場や指標次第で追加利下げも

<AMPキャピタル・インベスターズの首席エコノミスト、シェーン・オリバー氏>

大方の予想は据え置きだったため、サプライズはない。ただ、声明の文言がもっと変更されると予想していた。成長はトレンドを下回り、インフレは目標水準と一致、豪ドルは依然高水準、などのメッセージが繰り返され、前回の声明とほぼ同じ内容だった。

声明で新たな情報はさほど得られないが、中銀は引き続き緩和バイアスを維持している。緩和バイアスは継続するが、今後の豪ドル相場や経済指標に左右されるという状況は変わっていない。

今後も経済指標が弱い数字となり、豪ドルがさほど下落しなければ、中銀は10月か11月に追加利下げを行う可能性がある。

●11月の利下げを予想

<マッコーリー銀行シニアエコノミスト、ブライアン・レディカン氏>

中銀はメッセージの発信を避けようとしている。声明は非常に短く、前回とよく似ている。基本的に関心を引きたくなかったのだろう。経済指標次第の姿勢だ。

われわれは、11月に追加利下げがあると予想している。

中銀は過去18カ月間利下げに消極的だった。それだけに失業率が上昇を続け、小売売上高が非常に弱い状況が数カ月続けば、追加利下げに踏み切るだろう。実際に実施する前に積極的な利下げを示唆することはないと考えられる。

●一段の利下げは鉱山ブームの終結次第

<UBSの金利ストラテジスト、マシュー・ジョンソン氏>

市場では売りが出て、豪ドルは上昇している。市場はこれをタカ派的な進展ととらえていた。私は、豪中銀が引き続き選択肢をオープンにしており、市場は過剰に反応していると考えている。

私は依然として豪中銀が年内は様子見になるとみている。一段の利下げは鉱山ブームの終結にかかっている。来年には1度、おそらく2度の利下げがあると見込んでいる。

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