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ドル99円前半、実需の売りが上値抑える

[東京 20日 ロイター] -正午のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点と比べてドル安/円高の99円前半。短期筋の利益確定売りに加え、半期末を前に予定しているヘッジにめどをつけたい輸出企業の売りなどが相場を圧迫した。

9月20日、東京市場正午のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点と比べてドル安/円高の99円前半。写真は2010年9月撮影(2013年 ロイター)

<実需の売りが上値抑える>

正午までのドル/円は99.27─99.56円のレンジで取引された。仲値公示付近までは日経平均株価.N225が底堅く推移するなかで、クロス円、ドル/円ともにしっかりとしていたが、その後はジリジリと値を下げる展開となった。

大手邦銀関係者によると、きょうは25日がスポット応答日にあたるため、ここを目指した一部大手輸出企業の売りや、半期末を控え予定しているヘッジにめどをつけたい輸出企業の売りなどが出た。短期筋の利益確定売りも観測された。

ドル/円をめぐっては、米連邦公開市場委員会(FOMC)の量的緩和(QE3)縮小見送りを受け急落した97.76円から1日も経たずにFOMC前の水準まで戻したが、ここからの上値追いには慎重な投資家が目立つ。

個人投資家は押し目待ちのスタンスにあるといい、市場では「押し目を拾って売り抜けるというスタンスに変わりはないが、きのう安値をみているので、98円より上の買いはパラパラという感じだ。一方、上値は100円は重いとみているようで、その手前に大口の売りオーダーが入っている」(上田ハーロー)との声が出ていた。

<ドイツ選挙控え上げ一服>

正午までのユーロ/ドルは1.3528─1.3538ドルの狭いレンジで取引された。約7カ月ぶり高値圏で推移したが、ドイツ連邦議会(下院)選挙を22日に控え、積極的な売買は手控えられた。

市場では「連立相手の支持率がいまひとつで、波乱になる可能性も否定できない。このところリスクオンの動きが激しかっただけに、ネガティブニュースに反応しやすくなっており、注意が必要だ」(外為アナリスト)と警戒する声が出ていた。

最新の世論調査では、メルケル首相率いる中道右派連合の支持率が、野党陣営を引き続き上回っているものの、その差はわずかとなっている。

FGワーレンが実施したポリトバロメーター調査によると、メルケル氏のキリスト教民主・社会同盟の支持率は40%で、前回調査(13日)から変わらず。連立相手の自由民主党(FDP)の支持率は5.5%と、前回から0.5ポイント低下した。

一方、野党陣営は社会民主党(SPD)が1ポイント上昇の27%、90年連合・緑の党が2ポイント低下の9%、左派党は0.5ポイント上昇の8.5%となった。

反ユーロを掲げる政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は4%で前回から変わらず。議席確保に必要な5%を下回っている。

(ロイターニュース 志田義寧)

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