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ブラックベリーが非公開化へ:識者はこうみる

[23日 ロイター] - カナダのスマートフォン(多機能携帯電話)メーカー、ブラックベリー(旧リサーチ・イン・モーション)BB.TOBBRY.Oは、フェアファックス・フィナンシャル・ホールディングズFFH.TOが主導するコンソーシアム(企業連合)の非公開化提案に同意した。以下は、専門家の見方。

9月23日、カナダのスマートフォンメーカー、ブラックベリーは、フェアファックス・フィナンシャル・ホールディングズが主導する企業連合の非公開化提案に同意した。カナダのウォータールーで撮影(2013年 ロイター/Mark Blinch)

<グローバル・セキュリティーズのストラテジスト、エルビス・ピカルド氏>

ブラックベリーは前週末に大規模な人員削減や評価減を発表している。非公開化すれば、世間の目にさらされることなく会社を立て直すことができ、いずれ再上場することも可能だ。

フェアファックスにとっては、安い買い物か、それとも将来が非常に不透明な会社に払い過ぎか、どちらかだ。

対抗案が出てくる可能性は低いと思う。市場の冷めた反応なども、対抗案の可能性が低いという見方を示唆している。

<ゴールド・アソシエーツのジャック・ゴールド氏>

ブラックベリーにとって魅力のない選択肢のなかで、考えられる最善の結果だろう。非公開化、さらに(うわさされている通り)創業者のマイク・ラザリディス氏の復帰は、ブラックベリーに秩序だった立て直しを進める一定の時間的猶予を与える可能性がある。ブラックベリーはかなり小粒になるだろうが、非公開化は、これ以上ウォールストリートの批判や憶測の種にならないことを意味する。

財務面でいくらか安定することになる。したがってエンタープライズ事業の顧客は、デルの撤退を心配して代替探ししなければならないと考えることはないだろう。

<パシフィック・クレストのアナリスト、ジェームズ・ファウセット氏>

もしわたしがブラックベリーの株主だったら飛びつく。ブラックベリーは比較的安定した局面に入りつつある。

もしブラックベリーの経営者だったら、身売りする良い機会だと思う。サービス部門が比較的安定しているため、ブラックベリーの評価を上げていたからだ。

<モーニングスターのアナリスト、ブライアン・コレッロ氏>

20日に第2・四半期(6─8月)の巨額営業損失見通しを発表していたことを踏まえると、このような合意がなされる必要があり、しかも早ければ早いほどよい、と考えている。最もありそうな結果だ。

この種の買収の利点は、ブラックベリーとコンソーシアムが外野の声を気にすることなく経営を立て直すことができることだ。したがって、これまでのような業績予想の下方修正や投資家を失望させるだけの決算発表をしなくてすみ、好きなように戦略を遂行できる。それはポジティブだ。

<ハドソン・スクエア・リサーチのアナリスト、ダニエル・アーンスト氏>

プレム・ワトサ氏(フェアファックスのCEO)の過去の発言から、このような展開になると予想していた。

適正な価格がどれくらいか、というのは人によってさまざまな見方があると思う。

ブラックベリーのエンタープライズ事業の顧客にとってある程度良いニュースと言えるのは、ブラックベリーが財務支援を受けられることになり、ブラックベリーのプラットフォームがなくなる心配を、少なくとも当面はする必要がなくなったことだ。

ブラックベリーの立て直しは至難だろう。アップルのiOSなど、他社の追い上げで、ブラックベリーはもはやセキュリティーの高い最高クラスの通信システムとは言えない。

<BGCパートナーズのアナリスト、コリン・ギリス氏>

ブラックベリーにまだチャンスがあるとしたら、非公開化する必要があった。これで外部の目にさらされることなくリストラでき、長期的視野に立って、損益トントンで経営できる。

会社が分割されるよりは良い。対抗案は、買収戦になるという想定があって出るものだ。今回はそういう展開にならないだろう。

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