[ワシントン/ニューヨーク 9日 ロイター] - 関係筋によると、米財務省と米連邦準備理事会(FRB)は、米国債のデフォルトリスクの高まりを受け、議会が連邦債務上限の引き上げで合意できなかった場合に備え、経済への影響を軽減する緊急対策を検討している。
債務上限引き上げの期限17日が迫るなか、与野党は依然として合意に程遠い状況にあり、米政府当局者らはデフォルトの可能性に備え、金融市場の混乱を防ぐ選択肢を模索しているという。
具体的な対策の内容は依然として明らかでないが、関係筋によると、トライパーティレポ市場に特に焦点を当てたものになるとみられる。
トライパーティレポ市場は、銀行が主に米国債を担保に他行や大手マネー・マーケット・ファンド(MMF)から短期資金を借りる市場。
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