[東京 10日 ロイター] - NEC6701.Tは、傘下のインターネット接続業者、NECビッグローブ(東京)を売却する手続きに入った。売却先を選ぶ1次入札を11月中にも実施する。複数の関係筋が明らかにした。
売却価格は数百億円を見込んでいる。NECは売却のためのフィナンシャル・アドバイザー(FA)に、SMBC日興証券を起用した。NECは同社の発行済み株式の78%を保有。住友商事8053.Tなど他の株主企業にも入札を行う意向を伝えた。
NECビッグローブは売上高841億円(2013年3月期)、会員数302万人。
NECは国内のパソコン事業を中国レノボと統合、さらにスマートフォン事業からも撤退した。同社事業と個人向けインターネット事業の相乗効果が認められなくなったと判断した。
NECのコメントは得られなかった。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」