[ニューヨーク/シーサイドパーク(米ニュージャージー州) 29日 ロイター] -米東海岸に甚大な被害をもたらしたハリケーン「サンディ」の上陸から29日で1年を迎えた。被災地では海岸に多くの人が集まり、追悼セレモニーが開かれた。
昨年10月29日夜に米東海岸に上陸したサンディは、158人の死者を出し、ニューヨーク州やニュージャージー州、コネティカット州などでは洪水被害に見舞われた。
ニュージャージー州の海岸では、手に小さなライトを持った人たちが集まり、日の入りにあわせて追悼セレモニーを行った。自宅を失い、2月まで6人の子どもとホテル暮らしを強いられていたというテレサ・キーホーさん(44)は、「最愛の人を失くした人たちのことを考えると胸が痛む。私たちを支えてくれた人たちには本当に感謝の気持ちでいっぱい」と語った。
被災者は1年経った今も自宅が修復されないなどの問題を抱え、住宅再建に充てられる480億ドル(約4兆7000億円)の国の支援を待ち続けているが、当局者によると支払いが遅延しているという。
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