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H7N9型鳥インフル用ワクチン、初期治験は「画期的な結果」

11月13日、鳥インフルエンザ「H7N9型」のワクチン開発に向けた初期治験の結果、実験用ワクチンを投与された治験者の多くが抗体を作り出したことが分かった。写真は4月、中国・広東省広州で家禽を処分する保健当局者(2013年 ロイター)

[ニューヨーク 13日 ロイター] -鳥インフルエンザ「H7N9型」のワクチン開発に向けた初期臨床試験(治験)の結果、実験用ワクチンを投与された治験者の多くが抗体を作り出したことが、医学雑誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」(電子版)で13日発表された。

バイオ製薬企業の米ノババックスによる治験はオーストラリアで284人を対象に実施。その結果、一部の被験者はワクチン接種を受けた部分の周辺が赤くなり痛みを感じたが、免疫増強剤が入ったワクチンを受けた被験者の大半は、健康への悪影響は確認されなかった。接種によりウイルスを攻撃するための抗体などが免疫システムに作られたという。

ノババックスのルイス・フライ氏は、ワクチン開発にかかる期間について、「1カ月で製造が可能で、4カ月で治験が開始できる」と説明している。

生物医学先端研究開発庁(BARDA)のディレクター、ロビン・ロビンソン氏は結果について「極めて予備段階の結果ではあるが、(鳥インフルの)流行に対するワクチンが初めて開発される可能性がある」と指摘。これまで開発を試みたワクチンが失敗していることから、今回の成果は「画期的だ」と述べた。

世界保健機関(WHO)によると、今年に入り中国などでH7N9型の感染が3─4月にピークを迎え、年初から10月までの死者は45人。8─9月は感染報告はなかったが10月に4人の感染が確認され、専門家らはインフルエンザ流行の時期にH7N9型の感染も拡大することを懸念している。

H7N9型鳥インフルの死亡率は約30%とされている。

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