[ワシントン 18日 ロイター] -米連邦巡回控訴裁判所は18日、韓国サムスン電子005930.KS製品の一部販売差し止めを求めた米アップルAAPL.Oの請求を棄却したカリフォルニア州連邦地裁の判断について、再審理を行うよう同地裁に求めた。
アップルは、サムスンがモバイル機器のデザインや機能の特許を侵害したとして、サムスン製のスマートフォン(多機能携帯電話)の恒久的販売差し止めを請求。だが、カリフォルニア州サンノゼ連邦地裁は2012年12月、この請求を退けた。
連邦巡回控訴裁判所はこの日、デザインの特許侵害に絡む販売差し止め請求を棄却した地裁の判断を支持しつつも、機能の特許侵害をめぐり販売差し止めを認めなかったことは裁量権の乱用と指摘した。
アップル、およびサムスンからコメントは得られていない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」