[パリ 3日 ロイター] -2004年にフランス・パリで死去したパレスチナ自治政府のアラファト前議長の死因を調べていたフランスの調査団は3日、「毒殺」ではなかったと結論付けた。
フランスの調査団が出した結論は、放射性物質ポロニウムで毒殺された可能性を指摘したスイスの調査団の報告書と異なる。
アラファト氏の妻スーハさんは、今回の報告を受け「この分野において欧州トップレベルの専門家らが出した見解が相反することについて、私がどれだけ衝撃を受けたか容易に想像できると思う」とコメントした。
また、パレスチナ当局者は、フランスの調査団の報告書は「政治利用されたもの」と非難した。
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