[サンフランシスコ 16日 ロイター] -ネット検索最大手の米グーグルGOOG.Oは、四足歩行ロボットや高速走行ロボットなどの開発で知られる米ボストン・ダイナミクスを買収した。金銭面の条件は明らかにされていない。
ボストン・ダイナミクスは米マサチューセッツ工科大学発のベンチャー企業として1992年に設立され、米軍や国防総省傘下の国防高等研究計画局と共同でロボット開発を行っている。
買収は米紙ニューヨーク・タイムズが14日報じた。事情に詳しい関係者は買収を認め、グーグルはボストン・ダイナミクスがすでに結んでいる軍事契約を維持する方針だと語った。
グーグルはコメントを差し控え、ボストン・ダイナミクスはコメントの求めに応じていない。
グーグルのロボット事業部門は、他にもロボット会社数社をすでに買収している。新たに立ち上げられた同部門を率いるのは、グーグルの携帯端末用基本ソフト(OS)「アンドロイド」開発部門責任者だったアンディ・ルービン氏。グーグルはこれまで、ロボット事業の今後について固く口を閉ざしている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」