[東京 25日 ロイター] -寄り付きの東京株式市場で、ソフトバンク9984.Tは軟調。米携帯電話4位のTモバイルUSTMUS.Nを買収する方針を固めたとの一部報道が材料視されている。序盤は、事業拡大期待よりも資金負担などへの懸念が先行する株価の反応となっている。
日本経済新聞は25日、ソフトバンクが米携帯電話4位のTモバイルUSを買収する方針を固め、関係者との最終調整に入ったと報じた。同紙によると、ソフトバンクはTモバイルUSの親会社で欧州通信大手のドイツテレコムDTEGn.DEと買収方式などの調整に入った。米子会社のスプリントS.Nを通じ2014年春にもTモバイルUS株の大半を取得する。買収額は2兆円超となる見通し。実現すればソフトバンクグループの携帯事業の年間売上高は7兆円に達し、中国移動(チャイナ・モバイル)0941.HKに次ぐ世界2位に浮上する。
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