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ラトビアがユーロ導入、18カ国目

1月1日、バルト3国の1つであるラトビアで、欧州単一通貨ユーロが導入された。ユーロ導入は同国が18カ国目となる。写真はユーロを手にするドムブロフスキス暫定首相(2014年 ロイター/Ints Kalnins)

[リガ 1日 ロイター] -バルト3国の1つであるラトビアで1日、欧州単一通貨ユーロが導入された。ユーロ導入は同国が18カ国目となる。

ドムブロフスキス暫定首相はユーロ導入の式典で、ユーロ導入は同国にとって好機であるが、豊かさを保証していないとし、財政政策を緩めるべきではないと指摘した。

暫定首相は、「責任ある財政およびマクロ経済政策を実行しない言い訳にはならない」と強調した。

ラトビアは2008─10年に経済危機に見舞われたが、政府が厳格な緊縮政策を実施後、2012年の経済成長率は5.6%となった。欧州連合(EU)の当局者はラトビアの取り組みを高く評価している。

欧州委員会のバローゾ委員長は今週、「ラトビアはこれまでよりも強固な状態でユーロ圏加盟を果たす。経済の厳しい調整を経験している他の国々にとって励みとなるだろう」と述べた。

ただ、懸念材料はいくつかある。欧州中央銀行(ECB)はこれまで、ラトビアの国内銀行が預かるロシア人をはじめとする外国人の預金が高水準であることがリスク要因だと警告してきた。

また、ドムブロフスキス首相が12月に辞任した後、新政権が樹立されないままでのユーロ導入となった。

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