[サンフランシスコ/北京 2日 ロイター] -米サンフランシスコの中国総領事館で1日夜、何者かが正門にガソリンをまき、放火する事件が起きた。同総領事館の報道官が2日発表したところによると、負傷者はおらず、総領事館は開館し業務を行っている。
消防当局は、1日午後9時33分に通報を受け、6分以内には火は消し止められたとしている。米連邦捜査局(FBI)などが容疑者逮捕に向け捜査に当たっている。
同報道官によると、何者かがガソリンの入った容器を正門に投げ入れている様子がビデオカメラに記録されていた。容疑者の性別や年齢などは明らかにしなかった。報道官は、放火を卑劣な攻撃だとして強く非難。「総領事館の館員らを適切に保護するため、あらゆる必要な措置を取るよう米国側に要請した」と述べた。
米国務省のハーフ副報道官は、「同事件を非常に深刻に受け止めている」と語ったが、同総領事館や中国大使館のセキュリティーが強化されたかどうかについてはコメントしなかった。
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