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ドル104円前半、米雇用統計控えポジション調整進ちょく

[東京 7日 ロイター] -正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル高/円安の104円前半。この日から本格稼働した輸入企業の手当て買いに支援され、ドルは一時104円半ばまで上昇したものの、米雇用統計発表を控えた短期筋の利食い売りや調整売りに押し戻された。年末年初に上昇したユーロや豪ドルも対ドルで伸び悩み、全般に調整色の濃い相場展開となった。

1月7日、正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル高/円安の104円前半で推移している。ソウルで昨年1月撮影(2014年 ロイター/Lee Jae-Won)

ドルは朝方の安値104.17円から、仲値公示にかけて一時104.50円まで上昇。多くの国内企業の実質的な仕事始めとなるこの日は、輸入企業によるドル買いが散見された。ただ高値では、欧州系ファンドなど、海外短期筋による利食い売りが流入し、ドルは再び104円前半に押し戻された。邦銀の一角によるドル売りも散見されたという。

「(ドル/円相場の)基本的なトレンドに変化はないとみているが、今後、緩和縮小のスピードが増すのか否かを見極めるうえで、週末発表の米雇用統計が正念場になる」とFXプライム取締役の上田真理人氏は言う。同氏は、米経済が堅調さを維持しながら、テーパリングの規模が拡大するのであれば、株価には大きなマイナスとはならないと予想する。

早朝の取引では、米上院が連邦準備理事会(FRB)の次期議長にイエレン副議長を指名する承認採決を行い、同氏を最終的に承認したことが伝わった。イエレン氏は1月31日で任期満了となるバーナンキ現FRB議長の後を継ぎ、初の女性議長となる。市場の反応は限定的だった。

短期筋の間では慎重な姿勢が広がっている。

「基本的にファンドは押し目買いスタンスだが、今週は、ECB、米雇用統計とイベント続きなので、あまりポジションを傾けたくない」(外銀)という。

オプション関連では、105.50円にオプション関連のオーダーが集中しているとされ、同水準を上抜ければ、一段の上値余地が見込まれている。

前日の海外市場では、新興国通貨が対ドルで全般に弱含んだ。

「米テーパリングの決定直後は新興国通貨に目立った影響が表れなかったが、今年は徐々にテーパリングの影響が試される1年になりそうだ。特にトルコ、インド、ブラジルなど対外ポジションが弱い国の通貨は試練を受けるだろう」(外為アナリスト)とされ、新興国通貨安がリスクオフの流れを強め、クロス円での円高傾向を招き、ドル/円の下押し圧力になる可能性を指摘した。

前日の海外市場では、ランドが一時2008年11月以来の安値となる1ドル=10.7360ランドに下落。米国市場取引の終盤は10.6000ランド。

トルコリラは対ドルでの最安値を更新した。中銀が金融引き締めを躊躇する姿勢が嫌気されている。米国市場取引の終盤は2.1706リラ。

森佳子

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