[マドリード 7日 ロイター] -スペインの裁判所は7日、フアン・カルロス国王の次女クリスティーナ王女に対し、税金詐欺とマネーロンダリング(資金洗浄)の容疑で出廷を命じた。
バレアレス諸島を管轄する裁判所のホセ・カストロ予審判事が下した決定によると、クリスティーナ王女は3月8日に出廷を求められている。
王女の夫であるイニャキ・ウルダンガリン氏は既に、詐欺、脱税、文書偽造や慈善団体を通じた公金横領の容疑をかけられている。
王女とウルダンガリン氏はともに、不正行為はしていないと主張している。
今月5日発表の調査会社シグマ・ドスの世論調査によると、国民の83%以上が、王室がウルダンガリン氏の問題への対応を誤ったと考えており、フアン・カルロス国王が退位すべきだとする回答は過去最高の62%に達した。
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