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「もんじゅ」見直し、方向性を決めた事実は全くない=菅官房長官

2月7日、菅官房長官は、政府が高速増殖炉「もんじゅ」の実用化目標を白紙に戻すとの一部報道に関連し、「方向性を決めた事実は全くない」と述べた。写真は2012年12月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 7日 ロイター] -菅義偉官房長官は7日の閣議後会見で、政府が高速増殖炉「もんじゅ」について、エネルギー基本計画に盛り込まず実用化目標を白紙に戻すとの一部報道に関連し、「方向性を決めた事実は全くない」と述べた。

菅官房長官は「そうした報道があったことは承知しているが、新たなエネルギー基本計画は現在検討を進めているところであり、報道のような方向性を決めた事実は全くない」と否定。「エネルギー基本計画については、もんじゅを含め、さまざまな意見を踏まえて徹底的に検討を行い、与党ともしっかり調整した上で決定することとしており、政府として責任をもって対応していきたい」と語った。

「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開発機構について、組織を何とかしたいという問題意識はあるか、との質問には「正直いってある」と答えた。

「もんじゅ」は1995年にナトリウム漏れの事故が起きた際、組織的な情報の隠ぺいが行われていたことが判明、その後も、原子炉内に一部の装置が落下するなど事故やトラブルが続いた。

*内容を追加します。

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