[シアトル 13日 ロイター] -米マイクロソフトMSFT.Oの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」のライセンス販売件数が、発売から15カ月で2億件を突破した。同社のマーケティング責任者であるタミ・レラー氏が、ゴールドマン・サックスのハイテク業界関連会合で明らかにした。
ただし、旧OSのウィンドウズ7は発売から1年以内に2億4000万件に達しており、ウィンドウズ8の販売ペースは鈍い。
ウィンドウズ8や最新のウィンドウズ8.1の販売鈍化は、スマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット端末の普及に伴うパソコンの販売不振が背景にある。
またウィンドウズ8は、デスクトップパソコンだけでなく、タブレット端末のタッチパネルにも対応させたため、従来のOSのユーザーから不便さを指摘する声も挙がっていた。
市場調査機関ネットマーケットシェアによると、全世界でウィンドウズ8か8.1を利用するのは、パソコンユーザーのわずか11%。48%は依然としてウィンドウズ7を使っているほか、29%のOSがウィンドウズXPのままという。
マイクロソフトのOSとして最も普及しているウィンドウズ7は、4億5000万件超のライセンスが販売されている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」