[ソチ(ロシア) 20日 ロイター] -ソチ五輪のフィギュアスケート女子フリーは、地元ロシアのアデリナ・ソトニコワが自己ベストを記録して優勝した。しかしジャッジには批判の声も上がっている。
ソトニコワはコンビネーションジャンプの3回転フリップ─2回転トーループ─2回転ループの最後で着地に失敗しながらも、シーズンベストを18点以上更新。キム・ヨナ(韓国)は完璧なジャンプを披露しながらも5.48点の差でソトニコワに敗れた。ただし、ソトニコワはキム・ヨナよりも1つ多い、7つの3回転ジャンプに成功している。
1984年と88年の五輪で連覇したカタリナ・ビット(ドイツ)さんは、テレビ解説で「このジャッジは理解できない。信じられない」と発言。
7位に入ったアシュリー・ワグナー(米国)は競技後、「ジャンプに失敗した人が成功した人よりも高い得点を挙げる競技は誰も見たくない。観客のためにクリアにしなければならない」と批判。「ジャッジは匿名であってはならないし、採点の責任を取るべき」と不満を表した。
母国に同種目初の金メダルをもたらしたソトニコワは、「スコアに疑問があるのであれば、それはジャッジに向けられるべき。わたしは自分のすべきことをしただけ」と話した。
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