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豪中銀金利据え置き、金利安定化へ:識者はこうみる

[シドニー 4日 ロイター] -オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを過去最低の2.50%に据え置くことを決定し、金利を安定化させることが賢明だと表明した。

3月4日、オーストラリア準備銀行は、政策金利を過去最低の2.50%に据え置くことを決定し、金利を安定化させることが賢明だと表明した。シドニーで2010年10月撮影(2014年 ロイター/Daniel Munoz)

市場関係者の見方は以下のとおり。

●金利を一定期間据え置きへ

<セントジョージ銀行のエコノミスト、JANU CHAN氏>

(声明の)トーンに大きな変化はなかった。最後のパラグラフで金利が一定期間据え置かれる公算が大きいことが確認された。(オーストラリア準備銀行が)発してきた中立的なコメントが維持されたとみている。

オーストラリア経済については希望の兆しが引き続き見受けられ、消費需要と住宅建設が加速する兆候もあるということを声明は示している。

RBAは今年、大半の期間にわたって金利を据え置くと予想する。最初の利上げは今年第4・四半期となる見込み。

●声明に目新しさなし

<コモンウェルス銀行(CBA)のチーフエコノミスト、マイケル・ブライス氏>

メッセージは同じで、金利とガイダンスにも変更はなかった。中銀は金利の安定を目的としているようだ。

資源セクターへの投資の大幅減少についてのコメントが目を引く一方、ポジティブな要因もあり、目新しさはない。非鉱業部門の資本投資に関しては、回復の兆しは一時的としており、兆しはみられないという一般的な見方よりもやや前向きな認識だ。

われわれは利上げ時期は11月と予想している。

●唯一のニュースは「豪ドルが高水準」という文言復活

<TD証券のアジア太平洋調査責任者、アネット・ビーチャー氏>

唯一のニュースは、豪ドルが高水準という文言が声明に復活したことだ。豪ドルが87.5(米セント)だった先月は何の言及もなかった。つまり豪中銀は、豪ドルが89(米セント)を上回るのを望まないというメッセージをわれわれに送っていると解釈できる。今回の声明は、この文言が外されていたならば、退屈なものになっていただろう。

●豪ドル安方向へ消極的に誘導

<JPモルガンのエコノミスト、トム・ケネディ氏>

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は豪ドルが歴史的にみて高水準にあるとの文言を復活させた。

中銀は、豪ドルが若干上昇し1豪ドル=0.90米ドルに近づいていることを認識している。(以前は)より安全な水準として、目標を0.85米ドルに設定していた。通貨が「高水準」にあると言及することで、非常に消極的な方法で通貨を下方へ誘導しようとしている。通貨が下落すれば、確実に経済のリバランスにつながり、中銀のすべき仕事は減るだろう。

*内容を追加しました。

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