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ドル103円付近で底堅い、短期筋の円買い戻し膨らまず

[東京 12日 ロイター] - 東京外為市場正午のドル/円は、前日のニューヨーク市場午後5時時点に比べてわずかにドル高/円安の103円付近。

3月12日、日経平均株価が300円を超える下落幅となったが、東京外為市場では輸入企業のドル買いが下支えした。写真は1月、都内で撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

日経平均株価.N225が300円を超える下落幅となったが、輸入企業のドル買いが下支えした。海外短期筋が昨日の日銀政策決定会合を前に円ショートポジションを閉じていたこともあり、円に対する上昇圧力は限られた。

前日の海外時間では、中国の成長減速懸念が広がり、銅などのコモディティ市場が下落。リスク回避姿勢が強まった。ダウ工業平均30種.DJIや日経平均先物が下げ幅を拡大すると、ドル/円は一時102.84円まで下落。下げが一服した後は、103円付近で取引された。

きょうのドル/円は朝方102.78円まで下落した。日経平均が寄り付きから200円超の下げとなり、その後も下げ幅を拡大した一方、ドル/円は底堅く推移し、正午に向けては上昇した。

邦銀の関係者によると「昨日の日銀政策決定会合を前に海外短期筋が円ショートのポジションを小さくしていたので、株が下落しても円高方向にはあまり反応していない。一方、輸入勢にはドル買い需要があり、売り込まれたところではしっかり買っている」という。

テクニカル的には、ドル/円は日足一目均衡表の先行スパンの下限が102.61円付近にあり、下値支持線として意識されているという。

<中国経済への懸念>

市場は、16日にクリミア自治共和国で実施される住民投票や、中国経済をめぐる問題に関心を向けている。

中国では国内社債市場で初のデフォルトが発生し、景気減速とそれに伴う銅やその他原材料の需要減退への懸念が高まっている。12日午前の上海先物取引所では、銅が値幅制限いっぱいの5%下落。ロンドン金属取引所(LME)の銅先物も一時、44カ月ぶりとなる安値をつけた。

中国は世界最大の銅消費国で、消費量は世界全体の40%に上る。輸入された銅の大半は資金調達の担保として使われており、その資金は国内の影の銀行(シャドーバンキング)セクターで貸し出されているという。

市場からは「先日発表された雇用統計の内容も強く、米国経済の先行きについては心配していない。ただ、ウクライナ情勢と中国経済に対する不安が払しょくされない限りはドル/円も上値を伸ばしにくい」(国内金融機関)との声が出ていた。

(杉山健太郎)

ドル/円JPY=  ユーロ/ドルEUR=  ユーロ/円EURJPY=

正午現在   103.06/08  1.3858/62  142.83/87

午前9時現在 102.84/86  1.3855/59  142.49/53

NY午後5時 102.98/05  1.3859/61  142.76/80

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