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貿易赤字は2月として過去最大、1月からは大幅縮小

[東京 19日 ロイター] -財務省が19日に発表した2月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は8003億円の赤字となった。赤字は20カ月連続で、1979年の統計開始以来、2月としては過去最大を記録した。輸出の伸びが輸入の伸びを上回り、赤字額は過去最大の2.8兆円近くまで膨らんだ1月から大幅に縮小した。

3月19日、財務省が発表した2月貿易統計速報によると、貿易収支(原数値)は8003億円の赤字となった。都内で1月撮影(2014年 ロイター/Toru Hanai)

貿易赤字が1月に比べて大幅に縮小した要因のひとつは、中国の春節(1月31日)に関する特殊要因が関係している。

財務省によると、春節前は、中国向け輸出が停滞し、春節後は輸入が減る傾向にある。この結果、2月の輸入は1月に比べ1.4兆円程度減少した。季節調整済では貿易赤字は前月比35.7%減と、赤字は縮小した。

<輸出は12カ月連続増、数量ベースで2カ月ぶりに増加>

輸出は前年比9.8%増の5兆8000億円。12カ月連続で増加した。数量ベースでは同5.4%増と2カ月ぶりに増加した。鉱物性燃料(76.1%増)、自動車(4.0%増)、プラスチック(17.6%増)などが増加した。

地域別では、中国向け輸出は同27.7%増と11カ月連続で増加した。1月には13.1%増と伸び率が低下したが、再び3割近い伸びを記録。自動車(138.2%増)、科学光学機器(40.2%)などが増加した。一方で、中国からの輸入は14カ月連続で増加したものの、伸び率は同5.7%に大幅鈍化した。

米国向け輸出は前年比5.6%増で、14カ月連続で増加した。伸び率は1月までの2ケタ増から大幅鈍化したが、寒波も影響したとみられる。

欧州連合(EU)向け輸出は前年比13.9%増で、9カ月連続で増加した。

為替レート(税関長公示レート平均)は1ドル102.83円で、対前年比12.4%の円安だった。

<輸入は16カ月連続増、2月としては最大>

輸入は同9.0%増の6兆6003億円。16カ月連続で増加した。増加品目は、液化天然ガス(11.4%増)、半導体等電子部品(41.1%増)、独からの自動車(81.1%増)などだった。2月としては過去最大の輸入額だったが、1月からは大幅減少した。

輸入原粗油単価は前年比10.0%上昇の7万1694円/キロリットルで、ドルベースでは同2.1%低下の110.8ドル/バレルだった。

ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、予測中央値は5900億円の赤字。輸出は前年比12.4%増、輸入は同7.4%増だった。

(吉川裕子)

*内容を追加します。

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