[19日 ロイター] -米カリフォルニア州サンノゼの連邦地裁は19日、メールサービスによるプライバシー侵害で米グーグルGOOG.Oを相手取った複数の訴訟について、単一の集団訴訟とすることを認めない判断を下した。
同地裁のルーシー・コー判事は、訴訟内容がそれぞれ異なっており、まとめることはできないと指摘。原告があらためて集団訴訟を起こすことも認めなかった。
これにより、電子メールユーザーは個人あるいは少人数での訴訟を余儀なくされ、コストが膨らむ公算が大きくなる。
集団訴訟が認められた場合、グーグルには数十億ドルの支払いが生じる可能性があった。
この訴訟は、電子メールサービス提供会社が広告を展開する際の個人情報収集の指針になるとして注目されていた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」