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米FRB、シティグループ含む5行の資本計画を承認せず

[ワシントン/ニューヨーク 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は26日、米金融大手シティグループC.Nを含む5行の資本計画の承認を拒否した。ただ、その他25行の資本計画は承認した。

3月26日、米連邦準備理事会(FRB)は、米金融大手シティグループを含む5行の資本計画の承認を拒否した。2010年11月撮影(2014年 ロイター/Mike Segar)

FRBが計画を承認しなかったのは他に、英金融大手HSBCHSBA.L、英ロイヤル・バンク・オフ・スコットランド(RBS)RBS.L、スペインのサンタンデール銀行SAN.MCの米子会社、およびザイオンズ・バンコープZION.O

FRBは、シティのストレス・シナリオに耐える力は依然として十分ではないと判断、同行の増配計画を退けた。

シティの計画が承認されなかったのは過去3年間で2度目。同行の株価は26日の時間外取引で4.5%安の47.90ドルに下落した。

シティグループのマイケル・コーバット最高経営責任者(CEO)は、FRBの決定に「深く失望している」とするコメントを発表。シティの株主還元拡大策は控え目なものだったと指摘した。

FRBは、シティのリスク管理体制はここ数年間に一部が改善されたとしながらも、世界各地で起こり得るストレス・シナリオにより、自行の収益がどの程度損なわれるのか十分に査定しきれていないと指摘。シティの内部監査では、世界的な危機により同行の広範な事業にどのような影響が及ぶか十分に判定することはできないとした。

FRBは前回、2012年の健全性審査(ストレステスト)でもシティの資本計画を承認しなかった。関係筋は、東南アジアの一部顧客に対する融資をめぐるリスク査定が問題になったとしている。

今回FRBは、シティの一部の問題について「以前、監督当局が監視が必要と判断していた」と指摘。これらについて「十分な改善は見られなかった」とした。

シティは2011年以来、1株当たり0.01ドルの配当金を支払ってきた。年間の配当金支払額は約1億2000万ドルになる。

シティは今年、自社株買いの規模を5倍以上に引き上げるほか、四半期配当を1株当たり0.05ドルに引き上げる方針だった。

トムソン・ロイターがまとめたアナリスト予想では、シティの四半期配当は1株当たり0.12ドルに引き上げられるとみられていた。

<外銀子会社も>

FRBはこの他、英HSBC、英RBS、スペインのサンタンデール銀行の米子会社について、資本計画に問題があるとして、増配、もしくは自社株買い戻しに関する計画を承認しなかった。

ザイオンズ・バンコープについては、FRBが20日に公表したストレステスト(健全性審査)の結果、大手行30行中同行だけが中核的自己資本比率が規定の5%に満たず不合格となっていたため、資本計画の承認拒否は予想されていた。

FRBが資本計画を拒否した5行は、増配や自社株買い戻しを実施することはできないが、前年と同水準の配当金の支払いは可能。

FRB当局者らは記者団に対し、これら銀行における過去数年間の資本配分は十分控え目なものであり、現行水準での資本配分を継続することができると述べた。

FRBはその他25行の資本計画は承認したものの、米バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)BAC.Nと米ゴールドマン・サックスGS.Nについては、ストレステストの結果公表後に資本計画の再提出を求めていた。

今回のテストでは、銀行が資本バッファーを維持しながら計画に記された株主への資本還元を実行できるかを査定。

FRBは各行が提出した資本計画の内容は公表していない。今後承認を受けた各行が公表するとみられている。

*内容をさらに追加します。

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