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中国の3月製造業PMI、景気鈍化懸念を裏付け

[北京 1日 ロイター] -中国国家統計局とHSBC/マークイットが1日にそれぞれ発表した中国の3月の製造業購買担当者指数(PMI)は、2014年初頭に中国の景気が予想以上に鈍化したとの懸念を裏付ける内容となった。

4月1日、中国国家統計局とHSBC/マークイットがそれぞれ発表した中国の3月のPMIは、2014年初頭に中国の景気が予想以上に鈍化したとの懸念を裏付ける内容となった。写真は1月に遼寧で撮影(2014年 ロイター/China Daily)

政府系エコノミストの間では、最低限の成長率を維持するため、既に当局が支出を拡大し始めたとの見方もある。

HSBC/マークイットの中国製造業PMI改定値は48.0と、8カ月ぶりの低水準となった。

中国国家統計局の製造業PMIは50.3で、2月の50.2から上昇。だが、春節(旧正月)の連休後は通常、改善する傾向にあるため、今回の統計局のデータは景況感が弱含んでいることを示していると指摘するエコノミストもいる。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)の中国担当首席エコノミスト、Louis Kuijs氏は「中国経済は依然、低迷サイクルの中にある。下方圧力はさほどではないが、政府が刺激策を検討し始めるには十分な大きさだ」との見方を示した。

<目立たないように景気刺激策導入か>

中国の李首相は先週、必要な政策手段はそろっており、政府はインフラ投資を推進すると表明。こうした発言は景気鈍化に対する当局者の懸念を示すシグナルだとアナリストらは指摘していた。

政府系の有力シンクタンクのエコノミストは、こうした投資が既に進められているとみている。

中国国際経済交流センター(CCIEE)のシニアエコノミスト、Wang Jun氏は「安定成長が最優先課題。政策措置は整っており、実施するかどうかの問題だけだ」と指摘。「投資や財政出動のペースは加速している」と述べた。

景気が鈍化する中、経営基盤が弱く、多額の負債を抱えた企業は厳しい状況に直面しつつある。1日には、国内債券市場でわずか1カ月未満の間に2件目のデフォルト(債務不履行)が発生したことが伝えられた。

景気低迷が長引いて深刻化し、金融市場の問題が拡大して金融システム全体への信頼感を損なうことを中国政府は懸念している。

今回の刺激策は、2008─09年の世界的な金融危機時に導入された4兆元規模の刺激策と比べて的が絞られたものとなる見通しで、過剰な生産能力や債務の問題に対応しつつ、構造改革に重点を置く政府の方針は堅持されるとみられている。

光大証券(北京)のチーフエコノミスト、Xu Gao氏は「静かに(措置導入を)進めている。刺激策という言葉は後ろ向きな印象を与えるため、使えない」と指摘した。

*内容を追加します。

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