[ニューヨーク 16日 ロイター] -米アップルAAPL.Oが電子書籍の分野で大手出版社5社と価格協定を結んでいたとして33州・領土の検事総長らが提起した訴訟について、米連邦裁判所のデニス・コート判事はアップル側の訴訟の取り下げ請求を棄却した。
今回の判断により、検事総長らは損害賠償請求を進められることになった。
コート判事は7月、アップルが電子書籍の価格をつり上げるため、2009年─2010年に出版社と共謀し、公正な競争が阻害されたとの判断を下した。
アップルは、州当局が損害賠償を請求する法的根拠はないと主張。判事はこうしたアップルの主張を退けた。
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