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ドル/円2週ぶり高値、予想上回る貿易赤字と株高で

4月21日、東京外為市場正午のドル/円は、前週末の東京市場午後5時時点に比べてドル高/円安の102円後半。都内で2011年8月撮影(2014年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 21日 ロイター] - 東京外為市場正午のドル/円は、前週末の東京市場午後5時時点に比べてドル高/円安の102円後半。市場予想を上回る貿易赤字や日経平均株価.N225の堅調推移で102.71円まで上昇、8日以来の高値をつけた。イースター休暇に伴う海外勢の減少で上昇の勢いこそ鈍いが、市場では先高観が強い。

午前のドル/円はじり高となった。朝方発表の3月貿易収支は1兆4463億円の赤字と、ロイター予測(1兆0704億円の赤字)を上回る赤字額となった。2013年度の貿易収支は13兆7488億円の赤字で、赤字額は12年度の8兆1578億円を大幅に上回って現行統計が始まった1979年以降で最大を記録した。

貿易収支の発表後、損失確定のドル買いを交えてドル/円は102.63円まで上昇。いったん上げ一服となったが、日経平均の上げ幅拡大で102.71円まで再び上伸し、8日以来の高値をつけた。

この日はイースターマンデーで英、独、仏、香港、豪州、ニュージーランドが休場。海外勢の参加は減少し、実需のフローもあまり出ていないという。

ただ、市場ではドル/円の先高観が強い。大手信託銀の関係者は「日本は貿易赤字国になっているので、普通にしていればドル買いの方が強い」と指摘。そのうえで「ドル/円が上下する要因としては米経済への見方や日銀の追加緩和の有無といった類の話になるが、ドル/円は101円前半をつけた後の戻り局面に入っている。短期筋のロングは101円前半をつけたときにいったんはけている気がする。ポジションがニュートラルに近い状態になったところで実需の買いが入るので、ドル/円は上がりやすくなっている」と話した。

IMM通貨先物の投機筋のポジション動向では、15日までの週で円の売り越し幅が6万8716枚。前週の8万7462枚から売り越し幅が縮小した。

ドル/円の日足チャートは、前週末までで6連続陽線を形成、着実に下値を切り上げている。大手邦銀の関係者は「テクニカル的にもファンダメンタルズ的にも特段ドル/円を売る理由はない。ゆっくり上昇を続けるだろう」とみている。

和田崇彦

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