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HSBC中国製造業PMI、4月速報値は48.3に上昇

[北京 23日 ロイター] - マークイット/HSBCが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3で、3月の改定値48.0から上昇した。政府の支援措置で若干の持ち直しがみられたものの、第2・四半期も低迷が続く兆候が示された。

4月23日、マークイット/HSBCが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3で、3月の改定値48.0から上昇した。写真は中国の国旗。北京で昨年11月撮影(2014年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

拡大と縮小の節目である50を割り込むのは4カ月連続。

アナリストは、構造改革が経済活動にさらに圧迫するとみており、さらなる支援策の必要性を指摘している。

ANZ(上海)の中国担当エコノミスト、周浩氏は「(予想と)ほぼ一致した。経済が安定化しつつあることが示された」と指摘。第2・四半期の中国の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比7.5%と、第1・四半期の同7.4%から若干加速する、との見方を示した。

<新規輸出受注に弱さ>

新規受注と生産には持ち直しの動きが見られたが、新規輸出受注指数は再び50を割り込んだ。外部環境の厳しさが浮き彫りになった。 HSBCの中国担当チーフエコノミスト、屈宏斌氏は「内需は緩やかに改善し、デフレ圧力も和らいだが、新規輸出受注と雇用が弱いなか、成長の下振れリスクはなお存在する」と指摘した。その上で、政府は向こう数カ月間に一段の景気支援策を発表するとの見方を示した。

4月PMIの改定値は5月5日に発表される。

<一段の景気対策必要との声>

中国の経済指標は弱い内容のものが続いているが、アナリストらは、今回のPMIが若干とは言え改善傾向を示したことについて、政府の支援策の効果が出始めている兆候とみている。ただ、構造改革が一定の圧迫要因になるなか、一段の支援策が必要との声も上がっている。

中国政府はこれまで、農村部の商業銀行の預金準備率引き下げや、鉄道や低所得者向け住宅の建設加速、小規模企業向け減税などの対策を相次いで発表した。ただ、大規模な景気刺激策は打ち出していない。

中国人民銀行は22日、地方銀行の預金準備率を0.5─2%ポイント引き下げると発表した。

これによって増す流動性について、CICCは1100億元(176億4000万ドル)、野村は800億─900億元とみているが、中国経済の規模から考えると規模が小さい印象は否めない。

ただ、景気低迷を背景とした資金流出を受け、人民銀行は今年全銀行を対象とした預金準備率引き下げを余儀なくされるとみられている。

野村は顧客向けリサーチノートで「HSBCの製造業PMIの上昇は経済の転機を示唆するものではなく、引き続き成長のモメンタムは下向き」と指摘。全銀行を対象とした預金準備率の引き下げは5月か6月、第2・四半期の成長率は7.1%に減速すると予想している。

*内容を追加して再送します。

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