[香港 21日 ロイター] - ベインキャピタルが、東芝買収案の策定を検討していることが、2人の関係筋の話で分かった。
東芝は20日、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズから受けていた買収の初期提案を「評価不可能」として、応じない方針を示している。
関係筋によると、CVCは東芝への買収提案が明らかになる前、ベインに共同提案を持ちかけたが、ベインは関心を示さなかった。
ベインは、資金調達に向けみずほフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループなど複数の邦銀と交渉に入っているという。ベインがコンソーシアムを編成するか分からないが、関係筋は可能性を排除しなかった。
ベインの計画は予備段階で変更の可能性もあるという。
ベイン、CVC、みずほはコメントを差し控えた。三井住友のコメントは得られていない。
関係筋によると、米プライベートエクイティ(PE)のKKR、カナダのブルックフィールド・アセットマネジメントも東芝への買収提案を検討しているという。
KKRはコメントを差し控えた。ブルックフィールドのコメントは得られていない。
*三井住友のコメントに関する表現を明確にしました。
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