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革新機構がSMBC日興をFAに起用、東芝買収を検討=関係筋

 6月28日、 東芝に買収提案することを検討している官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が、SMBC日興証券を金融アドバイザー(FA)に起用したことが分かった。写真は川崎市の東芝施設で24日撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京/香港 28日 ロイター] - 東芝に買収提案することを検討している官民ファンドの産業革新投資機構(JIC)が、SMBC日興証券を金融アドバイザー(FA)に起用したことが分かった。事情に詳しい2人がロイターに明らかにした。

JICが自ら連合を作って参画を呼びかけるのか、海外ファンドと組むのかは現時点で明らかになっていないが、同関係者らによると、JICは資金調達を試みている。

複数の関係者によると、SMBC日興は一時期、東芝のFA候補の1社だったが、元幹部らによる相場操縦事件の影響で実現しなかった。

ロイターはJICにコメントを求めたが、回答を控えた。SMBC日興は、個別の案件にはコメントしないとしている。東芝は、公募した提案の詳細は開示していないと回答した。

東芝が5月末に締め切った経営再建策の募集には10件の1次提案があり、うち8件が非上場化に関する案で、残りの2件は上場維持を前提とした資本業務提携に関する案だった。

複数の海外ファンドが1次提案を出したほか、JICを含め日本のファンドも参画を検討している。複数のファンドが連合を組む可能性もあるという。事情に詳しい複数の関係者によると、海外ファンドのうち、少なくとも1社が最大1株7000円で買収を検討している。

東芝が28日に開いた定時株主総会では、「物言う株主」の幹部2人を含め、同社が提案した取締役候補13人の選任案が可決された。

東芝は3月に開いた臨時株主総会で、会社分割による経営再建案を諮ったが否決された。独立系アナリストのトラビス・ランディ氏は「会社が進めてきた分割案を株主は拒否した。経営陣は大株主が求める『非上場化』を選ぶしかないだろう」と分析する。

(山崎牧子、Kane Wu)

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