[東京 6日 ロイター] - 東芝6502.Tは、米国企業と締結した74億ドル規模の天然ガス液化加工契約について、売却を模索している。
東芝は2013年、テキサス州のフリーポートの基地から2019年以降、年間220万トンの液化権益を20年にわたり確保することを決定した。
しかし、アジアで液化天然ガス(LNG)価格が下落しているため、米国からの輸出需要が後退する可能性がある。東芝が支払う加工料金が年間最大3億7000万ドルに膨らむ恐れもある。
東芝電力システム社の企画部事業開発担当参事、中谷晃氏はロイターに対し、米国産LNGの価格競争力が低下したことを認め、20年間の契約期間の短縮について検討していることを確認した。加工料金についてはコメントしなかった。
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