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東芝、4─6月期は6四半期ぶり営業黒字 固定費削減など効果

[東京 12日 ロイター] - 東芝6502.Tが12日発表した2016年4─6月期連結決算(米国基準)は営業損益が200億円の黒字だった。前年同期は65億円の赤字で、黒字化は6四半期ぶり。昨年度に実施した構造改革の効果などが出た。

 8月12日、東芝が発表した2016年4─6月期連結決算(米国基準)は営業損益が200億円の黒字だった。写真は都内で昨年9月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

4─6月期は売上高が前年同期比1.9%減の1兆2074億円、当期損益は798億円の黒字(前年同期は122億円の赤字)だった。6月末の自己資本比率は7.0%と前年度末(6.1%)からやや改善した。この間は前年同期比で対米ドルで10円の円高となり、売上高で690億円、営業利益で100億円のマイナス要因となった。

<固定費削減、主原資は人員と開発>

一方、前年度に実施した人員削減(約1万4000人)などにより4─6月期は固定費で338億円の営業損益の改善効果があった。賞与削減など緊急対策の効果も224億円に上った。

平田政善専務は記者会見で「(固定費削減の)半分以上は人件費」と説明。開発費も前年比で100億円削減したという。

主力の半導体フラッシュメモリー事業の営業利益は173億円で前年同期比256億円減。円高を主因に減益となったが、平田専務は、メモリーについて「期初で想定していたレベルを上回った」と述べた。

17年3月期の通期予想は、営業利益が1200億円(前年実績は7087億円の赤字)とする従来予想を据え置いた。修正した営業利益予想はトムソンロイターがまとめたアナリスト18人の予測平均値1408億円を下回っている。

一方、4─9月期の業績予想は上方修正した。売上高は2兆4700億円(従来予想は2兆3500億円)、営業損益は300億円の黒字(同200億円の赤字)、当期利益は700億円(同200億円)を見込む。為替想定は従来の1ドル110円から100円(8月以降)に、1ユーロ125円から110円(同)に修正した。

営業利益について上期予想を500億円増額修正し、通期予想は据え置きとしたことで、その分、下期は悪化する前提だ。

平田専務は「為替が現状で推移したら300億円程度の悪化要素になる」と説明。残り200億円は、経済が不透明で「後半戦何が起こるか分からない」(平田氏)ことを考慮したという。

*内容を追加しました。

浜田健太郎 編集:内田慎一

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