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米高裁、東芝の不正会計巡る集団訴訟認定 下級審の判断覆す

 7月17日、米カリフォルニア州の第9巡回区連邦控訴裁判所(高裁)は、東芝の不正会計を巡る集団訴訟について、原告の投資家グループに損害賠償請求手続きを進めることを認めた。写真は同社のロゴ。都内で昨年2月撮影(2018年 ロイター/Toru Hanai)

[17日 ロイター] - 米カリフォルニア州の第9巡回区連邦控訴裁判所(高裁)は17日、東芝6502.Tの不正会計を巡る集団訴訟について、原告の投資家グループに損害賠償請求手続きを進めることを認めた。訴訟を棄却した同州連邦地裁の判断を覆した。

この訴訟は、2015年9月に東芝が7年間で約13億ドルの利益水増しをしていたと認めたことを受け、年金基金などが起こした。東芝側が正確な情報開示を怠ったため、購入した米国上場証券で損失を被ったと主張している。

高裁は、東芝による米国の連邦証券取引規則違反行為を原告は十分に申し立てていないとしながらも、それで訴訟が無効になるわけではないと指摘。3人の判事が下級審の解釈は不適切だとの意見で一致した。

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