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トヨタ、ハンプ元役員が復帰 麻薬輸入容疑で不起訴処分

6月23日、トヨタ自動車の元常務役員だったジュリー・ハンプ氏が20日付で同社に復帰した。写真はトヨタのロゴ。バンコクで3月撮影(2022年 ロイター/Athit Perawongmetha)

[東京 23日 ロイター] - トヨタ自動車の元常務役員だったジュリー・ハンプ氏(62)が6月20日付で同社に復帰した。北米トヨタの「シニアメディアアドバイザー」に就任した。豊田章男社長のサポートやESG対応など、グローバルでの広報業務を担う。同社の広報担当者が23日、明らかにした。

ハンプ氏は2015年、麻薬取締役法違反(輸入)の容疑で警視庁に逮捕された。同氏は麻薬成分を含む錠剤を輸入したが、膝の痛みを和らげるためであり「麻薬を輸入したとは思っていない」として、容疑を否認したが、逮捕による会社への影響を考慮して辞任。東京地検は不起訴(起訴猶予)処分とした。

トヨタ広報は、不起訴(起訴猶予)処分となったハンプ氏の復帰は「特に問題はないとみている」と述べた。

ハンプ氏は米飲料大手ペプシコや米ゼネラル・モーターズを経て、12年にトヨタの米国法人に入社。同年4月にトヨタ初の女性役員として本体の常務役員に就任し、グローバルでの広報・渉外部門を統括していた。国籍や性別、年齢を問わず、有能な人材の登用を目指す目玉人事の1つだったが、就任から3カ月でトヨタを去った。

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