November 7, 2019 / 5:12 AM / 6 days ago

トヨタ、4―9月期売上高と純利益が過去最高 原価低減や販売好調で

[東京 7日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)が7日発表した2019年4―9月期連結決算(米国会計基準)では、売上高が前年同期比4.2%増の15兆2855億円、純利益が同2.6%増の1兆2749億円となり、ともに4―9月期として過去最高だった。原価改善が奏功したほか、国内外で販売が好調だった。20年3月期通期の売上高、営業利益、純利益予想は従来のまま据え置いた。

 11月7日 トヨタ自動車が発表した2019年4―9月期連結決算(米国会計基準)では、売上高が前年同期比4.2%増の15兆2855億円、純利益が同2.6%増の1兆2749億円となり、ともに4―9月期として過去最高だった。写真は同社のロゴ。都内で10月撮影(2019年 ロイター/Edgar Su)

4―9月期売上高の過去最高更新は3年連続で、純利益は4年ぶりに過去最高となった。営業利益は11.3%増の1兆4043億円。為替影響で900億円、研究開発費や労務費などの増加で1200億円押し下げたものの、販売増加や金融事業の改善、コスト削減などにより約3500億円押し上げた。河合満副社長は決算会見で、「継続的に体質強化に取り組んだ成果が少しは表れた」と振り返った。

4―9月期の連結販売台数は463万9000台で、前年同期に比べて22万台増えた。スポーツ多目的車(SUV)「RAV4」などが好調で、日本、北米、欧州、アジアなど主要全地域で販売が伸びた。同席した近健太執行役員は「新型車が好調」といい、北米ではインセンティブ(販売奨励金)も抑制できており、中国では「ハイブリッド車が受け入れられている」と話した。

7―9月期の3カ月間でみても好調で、売上高は4.5%増の7兆6395億円で7―9月期として2年連続で過去最高、営業利益は14.4%増の6623億円と、リフィニティブが集計したアナリスト9人の予測平均値5923億円を上回った。

<通期世界販売は下方修正、インドなど市場縮小>

連結ベースでの通期世界販売計画は895万台と従来の900万台から5万台下方修正した。日本を3万台増、中南米などを含むその他地域を2万台増やす一方、アジアで10万台減らした。中国合弁など非連結会社も含めたグループ総販売台数計画では1070万台と従来予想から3万台引き下げた。

近執行役員は、通期の世界販売計画を引き下げた背景について、「各国それぞれの事情でインド、インドネシア、タイといった市場が縮小している」と指摘した。一方、消費増税の国内販売への影響は前回の消費増税時に比べてそれほど大きくなかったとの認識を示した。

また、自動運転など「CASE」と呼ばれる領域での技術開発投資はかさむが、今後の研究開発費について「総額は極力増やさないようにする」と近執行役員は説明し、CASEなど先端技術に振り向ける比率を現在の4割弱から約5割まで引き上げる方針をあらためて示した。

通期の前提為替レートは1ドル=107円(従来は106円)と1円円安に、1ユーロ=118円(同121円)と3円円高に見直した。

通期の連結業績予想は、政策保有株式の評価損益が増えることなどで税引前利益を従来から700億円上方修正したが、売上高、営業利益、純利益は従来予想通り。

通期の営業利益予想は前年比2.7%減の2兆4000億円で、リフィニティブが集計したアナリスト23人の予測平均値2兆5430億円を下回る。通期の売上高は2.4%減の29兆5000億円、純利益は14.2%増の2兆1500億円をそれぞれ予想する。

*情報を追加しました。

白木真紀 編集:青山敦子、田中志保

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