August 2, 2019 / 5:21 AM / 18 days ago

トヨタ、通期営業益2.4兆円に下方修正 円高で3年ぶり減益

 8月2日、トヨタ自動車は、2020年3月期通期の連結業績予想(米国会計基準)を下方修正した。写真は3月にジュネーブで撮影(2019年 ロイター/Pierre Albouy)

[東京 2日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)は2日、2020年3月期通期の連結業績予想(米国会計基準)を下方修正した。円高が想定より進むとみて米ドルの前提為替レートを円高方向に見直したのが主な理由で、営業利益は増益予想から一転して、3年ぶりの減益となる見通し。

通期営業利益は前年比2.7%減の2兆4000億円となる見通し。従来の3.3%増の2兆5500億円から引き下げた。修正後の営業利益予想は、リフィニティブが集計したアナリスト23人の予測平均値2兆6120億円を下回る。

前提為替レートを期初の1ドル=110円から106円に、1ユーロ=125円から121円に見直した。トヨタの場合、ドルに対し1円動くと約400億円、ユーロに対し50億円、営業利益が変動する。

為替影響により、営業利益は従来予想から1800億円減少する。近健太・執行役員は同日の会見で、為替によるマイナスを「少しでも取り戻せるよう原価低減や諸経費の低減」で対応したいと語った。

近氏によれば、研究開発費に占める自動運転など先端分野向け投資の割合も数年前の3割弱から約4割に上昇しているが、ただ上乗せして増やすのではなく、「収益改善や原価の作り込みで原資をねん出している」と話し、さらなる原価低減に向けて挑戦を続けるとした。

同時に発表した19年4―6月期連結決算(米国会計基準)では、営業利益が前年同期比8.7%増の7419億円だった。リフィニティブが集計したアナリスト9人の予測平均値6954億円を上回った。世界販売も3%増の230万3000台と堅調だったが、通期予想では米中貿易摩擦の行方など世界経済の先行き不透明感を考慮した。

会見に同席した吉田守孝副社長は、米中貿易摩擦について「グローバルな自由貿易の枠組みが維持されることを望む」とし、交渉の状況など動向を引き続き「注視したい」とした。

通期売上高予想は2.4%減の29兆5000億円(従来は0.7%減の30兆円)、純利益予想も14.2%増の2兆1500億円(同19.5%増の2兆2500億円)に下方修正した。世界販売計画は期初の900万台を維持した。

*内容を追加しました。

白木真紀 取材協力:原田百合

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