May 9, 2015 / 7:58 AM / 4 years ago

トヨタとマツダが提携拡大へ、燃料電池車とエンジン技術=関係筋

[東京 9日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)とマツダ(7261.T)は、環境技術における提携分野を拡大する方向で検討している。複数の関係筋が9日、ロイターに明らかにした。マツダはこれまでトヨタからハイブリッド車(HV)技術の提供を受けてきたが、新たに燃料電池車(FCV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの技術にも提携を広げる。トヨタにはエンジン車の低燃費技術を供与する。

 5月9日、トヨタ自動車<7203.T>とマツダ<7261.T>が環境技術における提携分野を拡大する方向で検討していると複数の関係筋が9日、ロイターに明らかにした。写真は昨年11月撮影のトヨタの燃料電池車「ミライ」(2015年 ロイター/Yuya Shino)

両社がそれぞれ強みとする最先端の環境技術を相互に活用することで、開発費用の負担を軽減。開発スピードの迅速化を図る。世界各国で環境規制が厳しくなる中、激化する開発競争で優位に立ちたい考えだ。

複数の関係筋によると、トヨタはマツダに対し、次世代エコカーの本命とされる水素を燃料として走るFCVや、家庭の電源から充電できるPHVの関連技術などを提供。

マツダはトヨタに「スカイアクティブ」と呼ぶ高出力で低燃費が実現できるディーゼルエンジンやガソリンエンジン技術などの供与を検討している。

マツダは水面下で独自にFCVの研究開発を進めていたが、企業規模の小さいマツダ単独で対応するのは難しいと判断。世界で初めてFCVの量販車を送り出したトヨタと組むことで開発負担を減らし、次世代車での競争で勝ち残りを目指す。

トヨタは従来型エンジン車の性能で先行するマツダの「スカイアクティブ」技術により、ガソリン・ディーゼル車の商品競争力を強化する。

両社は技術・生産分野ですでに提携している。マツダは2013年にトヨタから「プリウス」などに使われているHV技術の供与を受けて「アクセラ」のHVを発売。マツダのメキシコ工場では、今秋発売するトヨタの米国向けブランド「サイオン」の小型車「iA」を生産することが決まっており、iAはエンジンも含めて「マツダ2(日本名デミオ)」がベースになっている。

FCVをめぐっては、トヨタが昨年12月に量販車「ミライ」の販売を開始。同社は独BMW(BMWG.DE)とも共同開発を進めているほか、関連技術の一部特許を期限付で無償開放するなどFCVでの陣営づくりを図っている。ホンダ(7267.T)も米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)とFCVの共同開発で提携している。

一方、マツダは2001年には大臣認定を取得してFCVとして日本初の公道走行試験を実施するなど長年開発に取り組む一方、ガソリンやディーゼルエンジン技術の開発に経営資源を集中してきた経緯がある。

スカイアクティブ技術の進化にも、電動化技術は不可欠になっている。提携関係を深めることで、両社はともに世界で強化の動きが広がっている環境規制に対応した車種展開を強化する。

トヨタとマツダ両社の広報担当者は、提携拡大について「何も決まっていない」としている。

白木真紀 編集:田巻一彦

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