December 17, 2018 / 11:19 AM / 6 months ago

米WTO大使、中国の貿易政策を批判

[ジュネーブ 17日 ロイター] - 米国のシア世界貿易機関(WTO)大使は17日、中国の「不公平な競争の慣行」は外国企業や労働者に悪影響を与えWTOルールに違反していると指摘する一方で、米国は改革の取り組みを先導すると表明した。

シア大使は、WTOの紛争解決制度が加盟国が合意した制度とかけ離れていることに強い懸念を示し、WTOの上級委員会がいくつかの法的解釈を逸脱していると指摘した。

米国は関税が極めて低く、世界でも最も開かれた競争力の高い国の一つであると主張。

トランプ政権は、競争原理の働く市場、自由で公平かつ互恵的な貿易にコミットしているとし、単独行動主義で保護主義との批判を否定した。

中国については、自国の産業を支援すると同時に外国企業およびその商品やサービスを規制ないし差別するために「非市場的な産業政策、その他不公平な競争慣行」を実施したと指摘。

「WTOは、経済や貿易で国家主導の重商主義的アプローチを続けている中国がもたらすファンダメンタルな試練に対処する体制になっていない」と述べた。

米中貿易摩擦の一因となっている鉄鋼や自動車への輸入関税問題には言及しなかったが、中国の技術移転や知的財産権に関する慣行を差別的と結論付けた通商301条に基づく調査を擁護した。

「米国は、WTOの機能を巡る懸念に対処する意向を共有する加盟国との協力にコミットしている。WTOの存続には改革が必要」と述べた。

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