April 12, 2016 / 6:01 PM / 4 years ago

商社大手は原油上昇に慎重姿勢、相場底打ちでも過剰在庫が重し

 4月12日、世界の石油・商社大手の幹部の多くが、原油相場は底を打った可能性があるものの、過剰在庫が足かせとなり今後の価格上昇ペースは緩慢になると見込んでいることが分かった。ロシアのコガリムで1月撮影(2016年 ロイター/Sergei Karpukhin)

[ローザンヌ(スイス) 12日 ロイター] - 世界の石油・商社大手の幹部の多くが、原油相場は底を打った可能性があるものの、過剰在庫が足かせとなり今後の価格上昇ペースは緩慢になると見込んでいることが分かった。

商社ガンボーを率いるTorbjorn Tornqvist氏はFTコモディティーズ・サミットで、「原油相場下落の時期は過ぎ去ったが、再調整には時間がかかる。当面、在庫の増加は続くだろう」と語った。

トラフィギュラのジェレミー・ウィアー最高経営責任者(CEO)は「相場は底入れした」とし、第3、もしくは第4・四半期までに需給の均衡を見込む。

マーキュリアのマルコ・ダナンド氏も、来年には価格が50ドル超まで戻すことを予想する。

ロシア国営石油会社ロスネフチ(ROSN.MM)のセチンCEOは「2年以内に世界の過剰供給解消が可能なようにみえる」との考えを示した。

増産凍結をめぐる石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国によるドーハ会合については、スイスの商品取引・資源大手グレンコア(GLEN.L)の石油部門責任者のアレックス・ビアード氏は「凍結は市場のダイナミクスの変化にはつながらない」とし、大きな上向きサプライズにはつながらないと語った。

石油メジャーBPの首席エコノミスト、スペンサー・デール氏は、イランの増産によって他国の減産効果が打ち消されるため、過剰供給の状況に年内変化はみられない公算が大きいと指摘。半面、商社幹部の間では、イランの増産ペースは予想よりも緩やかなペースにとどまるとの見方が大勢となっている。

*写真を追加しました。

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