[上海 7日 ロイター] - 米人気SF映画シリーズ最新作「トランスフォーマー/ロストエイジ」(日本公開8月8日)をめぐり、撮影が行われた中国の景勝地を管理する機関が、同地のロゴが使われなかったとして、映画のプロデューサーに対して法的措置も辞さない考えを示している。
英字紙チャイナ・デーリーによると、提訴の構えを見せているのは中国南西部の武隆風景区を管理するChongqing Wulong Karst Tourism Group。映画で武隆風景区のロゴが使われず、一部の観客が撮影地について混乱したと主張しており、「パラマウント・ピクチャーズ」と北京を拠点とする「1905 インターネット・テクノロジー」と現在協議しているという。
同機関のマーケティング担当者は、損失回避の妥協案がなければ、法的措置を取ると話した。
「トランスフォーマー/ロストエイジ」をめぐっては6月、中国スポンサーが同社所有のビルが映ったシーンを映画に入れるとの契約をパラマウントが忠実に履行しなかったとして、作品の再編集を要求。その後、両社間の対立は解消し、再編集が行われることはなかった。
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