[ウェフェルヘム(ベルギー) 20日 ロイター] - ベルギーと英国の国籍を持つパイロットのザラ・ラザフォードさん(19)が20日、5カ月にわたり世界5大陸を巡る飛行を終えてベルギー西部の空港に到着し、単独世界一周飛行の最年少女性記録を樹立した。
超軽量小型飛行機による世界一周飛行も史上初めてだという。
昨年8月18日に出発し、52カ国を約5万1000キロを飛行した。北米と南米の後、天候とビザ(査証)の遅れのためにアラスカで1カ月間足止め。さらに、冬の嵐でロシア東部にも長期滞在を余儀なくされ、その後は南アジア、中東を経て欧州に戻った。
ラザフォードさんは、お気に入りの飛行場所はニューヨークやアイスランドの活火山と語る一方、悪天候の中で北朝鮮の領空侵入を直前で回避するなど、命の危険を感じたこともあったと振り返った。
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