[ロンドン 2日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は2日、英政府の財政再建への取り組みについて、正しい方向に向かっているとの認識を示した。
BBCラジオでの講演後、質疑応答で述べた。
総裁は「市場が確信するとともに成長を阻害しないペースで財政赤字削減を着実に進める、信頼ある財政再建策を策定することが非常に重要だ」とし、「われわれはその点において、うまく両立している」と述べた。
2年前は4%程度でほぼ横並びだった英国、スペイン、イタリアの10年物国債の利回りは、現在では英国が2%程度に低下する一方、スペインとイタリアは6%近くに上昇していると指摘。
「スペインやイタリアと異なり、英国は自国の通貨を有している。そのためポンドの価値を低下させ、英経済の競争力を高めることができた」とし、英国は賢明な財政政策に加え、自国通貨の恩恵を受けてきたとの見方を示した。
また「英経済を着実な回復軌道に戻すため最善を尽くすことがわれわれの任務だ」とし、当面は低金利を維持する考えを明らかにした。