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焦点:トランプ氏と共和党幹部、その奇妙な関係
2017年9月7日 / 06:27 / 16日前

焦点:トランプ氏と共和党幹部、その奇妙な関係

[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米大統領は6日、専用機「エアフォースワン」内で記者団に対し、その日にホワイトハウスで会談した民主党指導者らをわざわざ褒めたたえた。片や、会談に同席していた共和党トップのマコネル上院院内総務とライアン下院議長の名は口にしなかった。

うっかり言い忘れただけかもしれないし、故意に無視したのかもしれない。ホワイトハウスはその点に言及していないが、最近の状況に鑑みると、トランプ氏が共和党議会指導部に不満をくすぶらせていることが思い起こされる。

民主党は何でも妨害する政党だと批判してきたトランプ氏だが、6日は同党のペロシ下院院内総務、シューマー上院院内総務が出した連邦債務上限の3カ月引き上げ案を受け入れ、共和党側の長期延長案をはねつけた。

トランプ氏は5日にマコネル、ライアン両氏と会った際には、記者団の前で親しげな会話をほとんど交わさなかった。

大統領側近によると、トランプ氏(71)はマコネル氏(75)との関係を改善する必要性をまだ理解していない。医療制度改革、移民問題、インフラ投資、税制改革と課題は山積で、周囲はマコネル氏と絆を深めてほしいと願っている。

この側近は「共和党の議会指導者と一戦を交えたければ、大統領にはその特権があるが、それでは議案を通せない。通したいならマコネル氏に友好的な態度を取らなければ」と語る。

ホワイトハウス高官は6日、トランプ、マコネル両氏の関係は良好だと述べた。しかし複数の側近によると、トランプ氏は内々に、自身の優先課題の議会審議が遅々として進まないことに不快感を表し、共和党、特にマコネル氏の非を責めているという。

 9月7日、民主党は何でも妨害する政党だと批判してきたトランプ氏だが、6日は同党のペロシ下院院内総務、シューマー上院院内総務が出した連邦債務上限の3カ月引き上げ案を受け入れ、共和党側の長期延長案をはねつけた。写真は6日、大統領執務室でペロシ氏(右)、シューマー氏(右から2番目)、マコネル上院院内総務(同3番目)と面会するトランプ氏(2017年 ロイター/Kevin Lamarque)

<最大の資産>

ホワイトハウスに近いある共和党筋は、トランプ氏が「自身にとって、この街でだれより必要な人物がマコネル氏であることをわかっていない」と述べ、「マコネル氏は上院の主であり、トランプ氏にとって最大の資産になり得るし、そうであるべきだ」と続けた。

トランプ氏はここ数カ月、何度かマコネル氏と反目してきた。上院で7月、医療保険制度改革(オバマケア)の改廃がとん挫した後、2人は批判を応酬。議会に「過大な期待」を寄せ過ぎだと述べたマコネル氏に対し、大統領はツイッターで「私はそうは思わない」とやり返した。

トランプ氏の考え方に詳しい関係者によると、大統領はマコネル氏を大いに尊敬している。「ただ批判されるのが嫌いで、マコネル氏の発言によって面目を潰されたと思っただけだ」という。

マコネル氏の同僚によると、同氏は大統領との争いについて、仕事をしていく上では「どうでもいいこと」だと考えている。マコネル氏が個人的な感情を仕事に反映させた場面には「一度として出くわしたことがない」という。

マコネル氏は先に「成すべき仕事が山積している。共通の課題を共に前進させていく決意であり、誰であれ、そのことに同意しない人は決して対話の相手ではない」と述べている。

(Steve Holland記者 Richard Cowan記者)

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