February 20, 2019 / 10:04 PM / 5 months ago

米大統領、完全非核化前の北朝鮮制裁緩和を示唆 金委員長と来週会談

 2月20日、トランプ米大統領は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の会談を来週に控え、北朝鮮が非核化に向け「有意な」動きを示せば、同国に対する制裁措置を緩和する可能性を示唆した(2019年 ロイター/JIM YOUNG)

[ワシントン/ハノイ 20日 ロイター] - トランプ米大統領は20日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との2回目の会談を来週に控え、北朝鮮が非核化に向け「有意な」動きを示せば、同国に対する制裁措置を緩和する可能性を示唆した。

トランプ大統領は金委員長と来週27─28日にベトナムの首都ハノイで首脳会談に臨む。

これについてトランプ氏はホワイトハウスで、「この会談が最後になるとは考えていない」と表明。北朝鮮に対する制裁措置については、解除したいとしながらも、同国がまず非核化に向け動き出す必要があるとの認識を示し、米政府が制裁措置を変更する前に北朝鮮側からの「有意な」進展が必要になると述べた。

北朝鮮は昨年6月の第1回目の米朝首脳会談以降、非核化に向け主だった動きは見せていないが、トランプ氏は北朝鮮が非核化に消極的であるとは考えていないと表明。「北朝鮮は消極的ではない。何かを行うつもりでいると考えている」とし、「どうなるか見守りたい。制裁措置を解除したいが、解除するには先方が何か有意な動きを示す必要がある」と述べた。

その上で、金委員長とは「良好な関係」を築いているとし、「何らかの進展が見られることは特に驚くべきことではない」と指摘。金委員長との間でこれまで多くの進展があったが、「このことは来週の会談が最後になることを意味していない」と述べた。

米政権はこれまで、北朝鮮が完全に核を放棄するまで同国に対する制裁措置は解除しないとの姿勢を表明。ただトランプ大統領のこの日の発言は、完全な核放棄前に制裁緩和を検討する用意があるとの姿勢をこれまでになく明確に示すものだった。

トランプ大統領は前日は、北朝鮮の非核化を望むが急いではいないと述べ、早急な非核化実現を求めない考えを示すと同時に、同国に対する制裁は当面継続する姿勢を示している。

米朝首脳会談を来週に控え、米国務省は19日、米国のビーガン北朝鮮担当特別大使が会談の準備のためにベトナム入りすると発表。

このほか、複数の関係筋はこの日、北朝鮮の金委員長が列車でベトナム入りする方向でベトナム政府が準備を進めていることを明らかにした。北朝鮮の平壌からベトナムまで列車で少なくとも2日半かかる可能性がある。金委員長は25日の到着を予定しており、今週後半にも平壌を出発する必要がある。

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