[東京 18日 ロイター] - 東京証券取引所は18日、米投資会社カーライルが出資するウイングアーク1stの上場申請を承認した。3月16日に東証一部に上場する。カーライルは最大でおよそ180億円分の株式を売り出す。
上場に伴い、カーライルが運営するファンドが1063万4700株を売り出す。想定価格は1株1490円で、総額約158億円。需要に応じて追加で売り出すオーバーアロットメントも実施する。野村証券が引き受け、最大159万5100株を約23億円で売り出す。
売り出し価格はブックビルティング方式で決定し、3月1日の仮条件を経て3月8日に決める。
カーライルのファンドはウイングアークの株式1222万9830株、34.79%を所有する筆頭株主。
データ管理支援ソフトを手掛けるウイングアークは過去2回、上場計画を取りやめていた。1回目の2019年は株式市場の動向などを理由に、翌20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で上場申請を取り下げた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」