[23日 ロイター] - 半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、ドイツのドレスデンにおける同社初の欧州工場立ち上げを巡り主要サプライヤーと話し合いを進めている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が23日に報じた。
TSMCは来年初めに上級役員チームをドイツに派遣し、政府の支援や地元のサプライチェーン(供給網)の状況を検討するという。
報道によれば、ドレスデン工場を推進する場合、22ナノメートルおよび28ナノメートルの半導体技術に焦点を当てる見通し。
TSMCは報道を受けて出した発表文で「われわれはいかなる可能性も排除しないが、現時点で具体的な計画はない」と説明。詳細には触れなかった。
TSMCはまた、日本で工場を建設している。
自民党「半導体戦略推進議員連盟」事務局長の関芳弘衆院議員は23日、TSMCが日本で2カ所目の半導体工場を検討しているとの見方を示した。
TSMCは日本についてもいかなる可能性も排除しないが、現時点で具体的な計画はないとした。
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