[チュニス/クウェート 26日 ロイター] - 仏リヨン近郊でイスラム過激派とみられる集団による米ガス会社襲撃事件が起こった26日、中東、アフリカでも銃乱射や自爆による無差別攻撃が発生した。
北アフリカ・チュニジアの観光地スースでは、男がホテルで銃を乱射し、英国、ドイツ、ベルギー人観光客を含む28人が死亡、6人が負傷した。容疑者は警察によって射殺された。
目撃者によると、容疑者は観光客を装い、傘に隠しておいた銃を取り出し乱射したほか、爆発物を投げた。
警察が別の容疑者を逮捕したとの情報もある。
犯行声明などは出ていないが、イスラム過激派はこれまで西洋人などを標的に、北アフリカの観光地を攻撃している。
今年3月には、イスラム過激派が首都チュニスにある国立博物館を襲撃し、日本人を含む21人の外国人観光客が死亡した事件が起きている。
また中東のクウェートでも同日、イスラム教シーア派のモスクで自爆攻撃が発生し、25人が死亡、202人が負傷した。
中東の過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出した。
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