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トルコ中銀、19年インフレ予想を13.9%に引き下げ 利下げ余地に言及

[アンカラ 31日 ロイター] - トルコ中央銀行は31日、2019年のインフレ率予想を14.6%から13.9%に引き下げた。ウイサル総裁は、金利の調整余地が「かなりある」と述べた。

 7月31日、トルコ中央銀行は、2019年のインフレ率予想を14.6%から13.9%に引き下げた。写真はウイサル総裁、アンカラで撮影(2019年 ロイター/Alp Eren Kaya)

総裁の発言は今後数カ月にかけての追加利下げに向けて地ならしを行った形だ。特に世界的な金融緩和を背景にリラの安定化が進めば、利下げに向けた状況が一層整う。

エルドアン大統領の利下げ要求を拒み続けて解任されたチェティンカヤ前総裁に代わり今月就任したウイサル総裁は、インフレ目標を達成する手段の利用において中銀は独立性を確保しているとも述べた。

中銀は前週、政策金利を4.25%ポイント引き下げ19.75%とした。

年内の金融政策運営について質問された総裁は、今後、行動する余地はかなりあるとしたうえで「やり方、タイミング、規模は、かねて言っているように、物価や金融の動向次第になる。データに基づき(決定)していく」と述べた。

昨年はリラ急落の影響でインフレが進行し10月には25%を超え15年ぶりの高い伸びを記録したが、今年6月は16%を下回った。[nL4N24428C]

中銀は2020年のインフレ率予想は8.2%に据え置いた。ウイサル総裁は、政策はインフレ見通しに左右されると述べた。

ピクテ・アセット・マネジメントのシニアエコノミスト、ニコライ・マルコフ氏は「他の中銀は全般に利下げを実施してきたが、トルコの金利は依然として高く、さらに引き下げる余地がある」と指摘。

「(ウイサル総裁は)もっと政治的との見方があったが、きょうの発言は理にかなっており、海外投資家に幾分の安心感を与えた」と述べた。

ウイサル総裁は2020年の経済見通しについて、リラのボラティリティー低下を背景に中銀は楽観的見方を強めていると述べた。

※内容を追加しました。

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