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トルコ中銀が予想外の1%利下げ、大統領が要求 リラ最安値目前

トルコ中央銀行は23日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを19.00%から18.00%に1.00%ポイント引き下げた。2020年1月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[イスタンブール 23日 ロイター] - トルコ中央銀行は23日の政策決定会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを19.00%から18.00%に1.00%ポイント引き下げた。トルコではインフレ高進が続いているものの、エルドアン大統領は景気刺激策を実施するよう求めていた。予想外の利下げを受けリラは過去最安値近辺まで下落した。

トルコ統計局が今月発表した8月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比19.25%と過去2年あまりで最高となった。これを受け、中銀は政策金利を据え置くとの見方が大勢で、ロイター調査では事前に利下げを予想したエコノミストは17人中2人だけだった。

利下げは2020年5月以来。1年間にわたる引き締めサイクルに終止符が打たれた。

今回の利下げについてアナリストは、エルドアン大統領の金融政策への強い影響力を反映しており、追加利下げの可能性が高まっていると指摘。欧州復興開発銀行(EBRD)のリードエコノミスト、ロジャー・ケリー氏は「すでに脆弱な中銀の信頼性に資するものではなく、市場は極めて厳しい反応を示すだろう」と述べた。

トルコの通貨リラは一時1.5%下落。1253GMT(日本時間午後9時53分)時点で8.74リラと、6月に付けた最安値の8.88リラに接近した。

中銀は、コアインフレ率の鈍化と新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)対策に伴う供給上の問題を受け、利下げが必要だと強調。最近のインフレ高進は「一過性の要因によるもの」とし、金融政策の引き締めに伴う銀行融資への影響が想定以上に高まり始めているとした。

8月のコア「C」インフレ率は、前年同月比16.76%。7月は17.22%だった。

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